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聖書通読表(新共同訳)
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聖書通読表
インターネット上にもたくさん掲載されています。有名なページもあります。しかし、その多くは日毎に読む文書、章、節が指定されているものです。もっとマイペースで通読できるもの、-読み終えた個所をチェックしていくタイプのもの- をつくってみました。

 

目標としたのは次のとおりです。
   1.新共同訳に対応したものであること。
   2.旧約聖書続編も含まれていること。
   3.A4サイズ、1ページにおさまること。

 

内容についてのメモです。
   1.イザヤ書
     40-55章を第二イザヤ、56-66章を第三イザヤとして区分しました。
   2.ダニエル書
     3aは3章1-23節、3bは3章24-33節です。
     カトリックにおいては、3aと3bの間に続編ダニエル書補遺のアザルヤが挿入
     され、12章の後にスザンナ(13章)、ベルと竜(14章)が続きます。
   3.エステル記(ギリシャ語)
     3章と8章はそれぞれB章とE章によって二つに分割されているので、3章は
     3aと3b、8章は8aと8bに分けました。
   4.シラ書
     1章の前に比較的長い序言があるので、冒頭に<序>という欄をつけました。

 

各書の右端はメモ欄です。読み終えた日付などを記入することができます。

 

一週間に旧約(続編を含む)を7章、新約を5章くらいのペースで読むと、旧約は3年、新約は1年で読了することができます(新約は3年間に3回読了)。なぜ3年?。それは、主日と祝祭日の「ミサの朗読配分(OLM、カトリック)」と「改訂共通聖書日課(RCL、プロテスタント)」が3年サイクルになっているので…。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

 

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聖書通読表(新約聖書)
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「聖書通読表(新共同訳)」でつくった聖書通読表の中から、新約聖書の部分だけを抜き出しました。
 

A4サイズ、1ページにぴったり4枚分の表をおさめることができました。

 

各書の右端はメモ欄です。読み終えた日付などを記入することができます。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

 

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聖書通読表(フランシスコ会訳)
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2011年8月、「聖書 原文校訂による口語訳」(フランシスコ会聖書研究所訳注)がサンパウロから発行されました。
そこで、「聖書通読表(新共同訳)」でつくった新共同訳用のものに手を加え、フランシスコ会訳聖書のための「聖書通読表」をつくってみました。

 

内容についてのメモです。
   1.エステル記
     3章と8章はそれぞれB章とE章によって二つに分割されているので、3章は
     3aと3b、8章は8aと8bに分けました。
   2.シラ書
     1章の前に比較的長い序言があるので、冒頭に<序>という欄をつけました。
   3.イザヤ書
     40-55章を第二イザヤ、56-66章を第三イザヤとして区分しました。
      4.バルク書
          「エレミヤの手紙」がバルク書第6章として収録されているので、バルク書
     の中で行を改めてこれを区分しました。
   5.ダニエル書
     3aは3章1-23節、3bは3章24-90節、3cは3章91-100節です。
     3bは新共同訳の旧約続編ダニエル書補遺のアザルヤ、13章はスザンナ、
     14章はベルと竜に相当します。

 

トビト記、ユディト記、マカバイ記一、マカバイ記二、知恵の書、シラ書、バルク書の7書については、書名の背景色を薄緑色にしてみました。

 

各書の右端はメモ欄です。読み終えた日付などを記入することができます。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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聖書通読表(岩波・合本版)
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岩波版聖書(旧約/新約聖書翻訳委員会訳、岩波書店)は、はじめに分冊版が、旧約聖書は1997~2004年に15分冊で、新約聖書は1995~1996年に5分冊で刊行されました。
その後、合本化され、旧約聖書は2004~2005年に4分冊で、新約聖書は2004年に1冊本で刊行されました。

 

そこで、この合本版のための「聖書通読表」をつくってみました。

 

旧約聖書の文書の配列はヘブライ語原典に従っており、新共同訳フランシスコ会訳とは大幅に異なっています。また、当然ながらその範囲には、カトリックの第二正典は含まれていません。
新約聖書の文書の配列は、マルコ福音書を冒頭に配置し、書簡を、パウロ書簡、パウロの名による書簡、公同書簡に区分し、その中で概ね成立順としています。
なお、この順序は分冊版とは大幅に異なっています。

 

通読表の内容について、
   1.イザヤ書…40-55章を第二イザヤ、56-66章を第三イザヤとして区分しました。
   2.コリントⅡ…次のような分割仮説に従った順序に対応しています。
          手紙A:2:14~7:4
          手紙B:10:1~13:13
          手紙C:1:1~2:13,7:5-16
          手紙D:8:1-24
          手紙E:9:1-15
   3.フィリピ…次のような分割仮説に従った順序に対応しています。
          手紙A:1:1~3:1
          手紙B:3:2~4:1
          手紙C:4:2-23

 

通読表に示した各冊のページ数は、本文(訳文)+注の合計ページ数です。
各書の右端はメモ欄です。読み終えた日付などを記入することができます。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

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3年周期聖書通読表
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3年間で聖書全巻を通読するための聖書通読表をつくってみました。
3年かけて、旧約聖書(第二正典を含む)を1回、新約聖書を3回通読するというものです。

新約聖書は、全27巻260章あります。1年を52週とし、1週間のうち6日を通読する日、残りの1日を休み(予備日)とすると、1年間の通読日数は、52×6=312日となります。従って、1日に読む量の平均は、
      260章/312日=0.83章/日
となります。1日に読む文書量を揃えるための複雑な配分ではなく、1日1章を基準とし、長い章は2日で1章、短い章は1日2章という単純な配分としました。1日2章読むところは、黙示録の15・16章だけです。

1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は、

      マルコ→マタイ→ルカ(福音書→使徒言行録)→パウロ書簡→
         パウロの名による書簡→ヨハネ(福音書→書簡)→公同書簡等→黙示録

としました。また、書簡については、概ね書かれた順序にしました。

旧約聖書は、全46巻1068+6=1074章あります(+6は、エステル記のA~F章)。このうち、「新共同訳」(1987)において旧約聖書続編に収載されているものは、
      第二正典 : 7巻137章(「バルク書」と「エレミヤの手紙」は合せて1巻とする)
      「エステル記」の付加部 : 6章(A~F章)
      「ダニエル書」の補遺 : 2章(「スザンナ」、「ベルと竜」)
であり、計145章あります(1074-145=929章が旧約正典、「アザルヤ…」は「ダニエル書」第3章への付加部分であるので、1章としてカウントしない)。

 

1年間の通読日数を312日とすると、3年間では936日、1日に読む量の平均は、
      1074章/936日=1.15章/日
となります。新約聖書と同様、1日1章を基準とし、長い章は2日で1章、短い章は1日2章としました。なお、「ヨブ記」では1日3章の配分が、「詩編」では4日で1編の配分から1日5編の配分まであります。また、「エステル記」と「ダニエル書」第3章については、若干複雑な配分になっています。

「詩編」を除き、1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は各1年間において、

      律法・歴史→諸書→律法・歴史→預言書

としました。「詩編」は3区分し、各年に配置しました。ここで、律法・歴史は、「創世記」~「マカバイ記二」までの歴史的文書であり、3年間を通じて年代が前後しないよう配置しました。また、「バルク書(エレミヤの手紙を含む)」については、「エレミヤ書」の次に配置し、「ダニエル書」は諸書のグループに属するものとして配置しました。

「新共同訳」「フランシスコ会訳」(2011/2013)で、文書の段落の区切位置が異なっているところがあります。2日で1章を配分するにあたって、区分の位置は「新共同訳」の段落の区切位置に合せました。「フランシスコ会訳」を読む際には、区分の位置が不自然なところがあります。

 

「新共同訳」においては、「エステル記」が旧約と旧約続編にそれぞれ収載されています。この通読表では、
      (1) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」を読む
      (2) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」付加部(A~F章)だけを抜き出し、旧約

          の「エステル記」に挿入して読む
のいずれかを選択するという前提に立っています。また、「ダニエル書」については、第3章23節と24節の間に続編の「アザルヤ…」を挿入し、第12章に続いて、続編の「スザンナ」を第13章、「ベルと竜」を第14章として読むという前提に立っています。続編の「エレミヤの手紙」は、「バルク書」の第6章としています。
「フランシスコ会訳」を読む場合には、これらの操作は不要です。

 

通読表において、青字で表示されている文書・章・節は、「新共同訳」では旧約続編に収載されている文書です。

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じですが、excelファイルでは、それぞれのページの右上にある黒枠黄色のセルに、通読開始年月日を半角数字・記号で入力すると(例:2016/8/1)、月日(曜)の列に月日と曜日が自動的に表示されるよう、各セルに関数が入力されています。

通読開始を日曜日に設定すると、土曜日が休み(予備日)に、通読開始を月曜日に設定すると、日曜日が休み(予備日)になります。

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3年周期聖書通読表β
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3年周期聖書通読表において、旧約聖書の通読を半年(26週)を1つの期間に変更した通読表を作ってみました。

通読の順序は各期間において、

      律法・歴史→諸書→律法・歴史→預言書

としました。「詩編」は6区分し、各期間に配置しました。
なお、各1年間において読む文書は、3年周期聖書通読表と同一の範囲であり、読む順序だけが変更されています。
上記以外については、3年周期聖書通読表と変りありません。

 

 

 

 

 

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2年周期聖書通読表
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2年間で聖書全巻を通読するための聖書通読表をつくってみました。
2年かけて、旧約聖書(第二正典を含む)を1回、新約聖書を2回通読するというものです。

新約聖書については、「3年周期聖書通読表」のものと全く同じものです。
新約聖書は、全27巻260章あります。1年を52週とし、1週間のうち6日を通読する日、残りの1日を休み(予備日)とすると、1年間の通読日数は、52×6=312日となります。従って、1日に読む量の平均は、
      260章/312日=0.83章/日
となります。1日に読む文書量を揃えるための複雑な配分ではなく、1日1章を基準とし、長い章は2日で1章、短い章は1日2章という単純な配分としました。1日2章読むところは、黙示録の15・16章だけです。

1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は、

 

      マルコ→マタイ→ルカ(福音書→使徒言行録)→パウロ書簡→
        パウロの名による書簡→ヨハネ(福音書→書簡)→公同書簡等→黙示録

としました。また、書簡については、概ね書かれた順序にしました。

旧約聖書は、全46巻1068+6=1074章あります(+6は、エステル記のA~F章)。このうち、「新共同訳」(1987)において旧約聖書続編に収録されているものは、
      第二正典:7巻137章(「バルク書」と「エレミヤの手紙」は合せて1巻とする)
      「エステル記」の付加部:6章(A~F章)
      「ダニエル書」の補遺:2章(「スザンナ」、「ベルと竜」)
であり、計145章あります(1074-145=929章が旧約正典、「アザルヤ…」は「ダニエル書」第3章への付加部分であるので、1章としてカウントしない)。

 

1年間の通読日数を312日とすると、2年間では624日、1日に読む量の平均は、
      1074章/624日=1.72章/日
となります。そこで、1日1章又は2章を基準とし、特に長い章は2日で1章、短い章は1日3章としました。なお、「詩編」では2日で1編の配分から1日6編の配分まであります。また、「エステル記」と「ダニエル書」第3章については、若干複雑な配分になっています。

「詩編」を除き、1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は半年(26週)を1つの期間として、この中において、

      律法・歴史→諸書→律法・歴史→預言書

としました。「詩編」は4区分し、各期間に配置しました。ここで、律法・歴史は、「創世記」~「マカバイ記二」までの歴史的文書であり、2年間を通じて年代が前後しないよう配置しました。また、「バルク書(エレミヤの手紙を含む)」については、「エレミヤ書」の次に配置し、「ダニエル書」は諸書のグループに属するものとして配置しました。

「新共同訳」「フランシスコ会訳」(2011/2013)で、文書の段落の区切位置が異なっているところがあります。2日で1章を配分するにあたって、区分の位置は「新共同訳」の段落の区切位置に合せました。「フランシスコ会訳」を読む際には、区分の位置が不自然なところがあります。

「新共同訳」においては、「エステル記」が旧約と旧約続編にそれぞれ収載されています。この通読表では、
      (1) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」を読む

      (2) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」付加部(A~F章)だけを抜き出し、旧約

          の「エステル記」に挿入して読む

のいずれかを選択するという前提に立っています。また、「ダニエル書」については、第3章23節と24節の間に続編の「アザルヤ…」を挿入し、第12章に続いて、続編の「スザンナ」を第13章、「ベルと竜」を第14章として読むという前提に立っています。続編の「エレミヤの手紙」は、「バルク書」の第6章としています。
「フランシスコ会訳」を読む場合には、これらの操作は不要です。

通読表において、青字で表示されている文書・章・節は、「新共同訳」では旧約続編に収載されている文書です。

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じですが、excelファイルでは、それぞれのページの右上にある黒枠黄色のセルに、通読開始年月日を半角数字・記号で入力すると(例:2016/8/1)、月日(曜)の列に月日と曜日が自動的に表示されるよう、各セルに関数が入力されています。


通読開始を日曜日に設定すると、土曜日が休み(予備日)に、通読開始を月曜日に設定すると、日曜日が休み(予備日)になります。

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1年周期聖書通読表
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1年間で聖書全巻を通読するための聖書通読表をつくってみました。

1年かけて、旧約聖書(第二正典を含む)及び新約聖書を1回通読するというものです。

新約聖書については、「3年周期聖書通読表」のものと全く同じものです。
 新約聖書は、全27巻260章あります。1年を52週とし、1週間のうち6日を通読する日、残りの1日を休み(予備日)とすると、1年間の通読日数は、52×6=312日となります。従って、1日に読む量の平均は、
      260章/312日=0.83章/日
となります。1日に読む文書量を揃えるための複雑な配分ではなく、1日1章を基準とし、長い章は2日で1章、短い章は1日2章という単純な配分としました。1日2章読むところは、黙示録の15・16章だけです。

1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は、

      マルコ→マタイ→ルカ(福音書→使徒言行録)→パウロ書簡→
        パウロの名による書簡→ヨハネ(福音書→書簡)→公同書簡等→黙示録

としました。また、書簡については、概ね書かれた順序にしました。

旧約聖書は、全46巻1068+6=1074章あります(+6は、エステル記のA~F章)。このうち、「新共同訳」(1987)において旧約聖書続編に収録されているものは、
      第二正典:7巻137章(「バルク書」と「エレミヤの手紙」は合せて1巻とする)
      「エステル記」の付加部:6章(A~F章)
      「ダニエル書」の補遺:2章(「スザンナ」、「ベルと竜」)
であり、計145章あります(1074-145=929章が旧約正典、「アザルヤ…」は「ダニエル書」第3章への付加部分であるので、1章としてカウントしない)。

 

1年間の通読日数を312日とすると、1日に読む量の平均は、
      1074章/312日=3.44章/日
となります。そこで、1日3章又は4章を基準とし、長い章は1日2章、短い章は1日5章としました。なお、「詩編」では2日で1編の配分から1日13編の配分まであります。また、「エステル記」と「ダニエル書」第3章については、若干複雑な配分になっています。

 

「詩編」を除き、1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は四半期(13週)を1つの期間として、この中において、

 

      律法・歴史→諸書→律法・歴史→預言書

 

としました。「詩編」は4区分し、各期間に配置しました。ここで、律法・歴史は、「創世記」~「マカバイ記二」までの歴史的文書であり、1年間を通じて年代が前後しないよう配置しました。また、「バルク書(エレミヤの手紙を含む)」については、「エレミヤ書」の次に配置し、「ダニエル書」は諸書のグループに属するものとして配置しました。

 

「新共同訳」「フランシスコ会訳」(2011/2013)で、文書の段落の区切位置が異なっているところがあります。2日で1章を配分するにあたって、区分の位置は「新共同訳」の段落の区切位置に合せました。「フランシスコ会訳」を読む際には、区分の位置が不自然なところがあります。

 

「新共同訳」においては、「エステル記」が旧約と旧約続編にそれぞれ収載されています。この通読表では、
      (1) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」を読む
      (2) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」付加部(A~F章)だけを抜き出し、旧約
          の「エステル記」に挿入して読む
のいずれかを選択するという前提になっています。エステル記の通読配分は、
      「エステル記」  A~4              A,1,2,3:
1-13,B,3:14,15,4
                      C~8:
1-12          C,D,5,6,7,8:1-12
                      E~F              E,8:13-17,9,10,F
となります。また、次の箇所について、新共同訳では[ ]に読み替えます。
      「バルク書」    6                [エレミヤの手紙]
      「ダニエル書」  3:
24-90           [アザルヤ…]
                      3:
91-100          [3:24-33
                      13              [スザンナ]
                      14               [ベルと竜]
「フランシスコ会訳」を読む場合には、これらの操作は不要です。

 

通読表において、青字で表示されている文書・章・節は、「新共同訳」では旧約続編に収載されている文書です。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じですが、excelファイルでは、右上にある黒枠黄色のセルに、通読開始年月日を半角数字・記号で入力すると(例:2019/1/10)、月日(曜)の列に月日と曜日が自動的に表示されるよう、各セルに関数が入力されています。

 

通読開始を日曜日に設定すると、土曜日が休み(予備日)に、通読開始を月曜日に設定すると、日曜日が休み(予備日)になります。

 

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一年聖書通読表
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旧約、新約併読方式ではなく、同一日にはいずれか一方の文書だけをを読む方式により、また、休み(予備日)を設けない方式により、1年で聖書全巻を通読するための聖書通読表をつくってみました。
1年間で、旧約聖書(第二正典を含む)及び新約聖書を1回通読するというものです。

旧約聖書は、全46巻1068+6=1074章(+6は、エステル記のA~F章)、新約聖書は、全27巻260章あります。合計、全73巻1334章となっています。

また、「新共同訳」(1987)においては、旧約聖書は1500頁(「ヨブ記」及び「雅歌」の裏白の頁を除く)、旧約聖書続編は382頁、新約聖書は480頁となっています。
旧約聖書続編のうち、カトリックで第二正典としている文書は最初の10書302頁です。この中で、「エステル記(ギリシャ語)」には、旧約に収載されている「エステル記」と同一の部分(1~10章)が含まれています。重複している部分の頁数を、旧約「エステル記」の頁数に相当する12頁とすると、302-12=290頁が、第二正典に該当する文書の頁数と考えることができます。

従って、新共同訳における頁数は、1500+290+480=2270頁となります。

1年を52週とすると、1年間の通読日数は、52×7=364日となります。1日に読む平均章数と、新共同訳における平均頁数は、それぞれ、
      1334章/364日=3.66章/日
      2270頁/364日=6.24頁/日
となります。1章の文書量には相当な差異があるので、章数ではなく頁数を基に配分してみました。すなわち、1日に読む量を新共同訳において6~7頁となるように配分しました。
旧約(含第二正典)、新約別の配分は次のようになりました。
      旧約 : 1074章/284日=3.78章/日    1790頁/284日=6.30頁/日
      新約 : 260章/80日=3.25章/日       480頁/80日=6.00頁/日

「詩編」を除き、1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は各四半期において、

      新約→律法・歴史→諸書→新約→律法・歴史→預言書

としました。「詩編」は4区分し、各四半期に配置しました。ここで、律法・歴史は、「創世記」~「マカバイ記二」までの歴史的文書であり、1年間を通じて年代が前後しないよう配置しました。「バルク書(エレミヤの手紙を含む)」は、「エレミヤ書」の次に配置し、「ルツ記」、「トビト記」、「ユディト記」、「エステル記」、「哀歌」、「ダニエル書」は諸書のグループに配置しました。
新約聖書の中での通読の順序は、

      マルコ→マタイ→ルカ(福音書→使徒言行録)→パウロ書簡→
        パウロの名による書簡→ヨハネ(福音書→書簡)→公同書簡等→黙示録

としました。書簡については、概ね書かれた順序にしました。

「新共同訳」では、「エステル記」が旧約と旧約聖書続編にそれぞれ収載されています。この通読表では、
      (1) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」を読む

      (2) 続編の「エステル記(ギリシャ語)」付加部(A~F章)だけを抜き出し、旧約

          の「エステル記」に挿入して読む

のいずれかを選択するという前提になっています。エステル記の通読配分は、
      「エステル記」  A~4              A,1,2,3:
1-13,B,3:14,15,4
                      C~8:
1-12          C,D,5,6,7,8:1-12
                      E~F              E,8:13-17,9,10,F
となります。また、次の箇所について、新共同訳では[ ]に読み替えます。
      「バルク書」    6                [エレミヤの手紙]
      「ダニエル書」  3:
24-90           [アザルヤ…]
                      3:
91-100          [3:24-33
                      13              [スザンナ]
                      14               [ベルと竜]
「フランシスコ会訳」(2011/2013)を読む場合には、これらの配慮は不要です。

通読表において、赤字で表示されている箇所は新約聖書を、青字で表示されている箇所は、「新共同訳」では旧約聖書続編に収載されている文書を表します。

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じですが、excelファイルでは、右上にある黒枠黄色のセルに、通読開始年月日を半角数字・記号で入力すると(例:2016/8/1)、月日(曜)の列に月日と曜日が自動的に表示されるよう、各セルに関数が入力されています。
通読表では、7日毎にセルの背景色を淡灰色にしてあります。通読開始を日曜日に設定すると、土曜日が淡灰色に、通読開始を月曜日に設定すると、日曜日が淡灰色になります。

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新約聖書通読表

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1年間で新約聖書全巻を通読するための新約聖書通読表をつくってみました。

 

これは、「3年周期聖書通読表」「2年周期聖書通読表」及び「1年周期聖書通読表」における新約聖書部分について、若干の修正を加えたものです。

 

小見出し及び段落の区切り位置の相違に対応して、「聖書 新共同訳」(日本聖書協会、1987) 及び「聖書 聖書協会共同訳」(日本聖書協会、2018) 対応版、「聖書 原文校訂による口語訳(フランシスコ会聖書研究所訳注、サンパウロ、2011/2013) 対応版、「新約聖書 本文の訳(田川建三、作品社、2018) 対応版の3種類の表をつくりました。

新約聖書は、全27巻260章あります。1年を52週とし、1週間のうち6日を通読する日、残りの1日を休み(予備日)とすると、1年間の通読日数は、52×6=312日となります。従って、1日に読む量の平均は、

      260章/312日=0.83章/日
となります。1日に読む文書量を揃えるための複雑な配分ではなく、1日1章を基準とし、長い章は2日で1章、短い章は1日2章という単純な配分としました。1日2章読むところは、黙示録の15・16章だけです。

 

1つの文書は最後まで通して通読するようにし、通読の順序は、

      マルコ→マタイ→ルカ(福音書→使徒言行録)→パウロ書簡→
         パウロの名による書簡→ヨハネ(福音書→書簡)→公同書簡等→黙示録

としました。また、書簡については、概ね書かれた順序にしました。

 

2日で1章を配分するにあたって、区分の位置は段落の区切位置に合せました。「新共同訳」「聖書協会共同訳」及び「フランシスコ会訳」においては、小見出しの位置を考慮して配分するようにしましたが、多くの部分で小見出しの途中で区分しています。また、章の開始が小見出しの途中になっているところもかなりあります。
なお、「田川訳」には小見出しがついていません。

 

下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じですが、excelファイルでは、右上にある黒枠黄色のセルに、通読開始年月日を半角数字・記号で入力すると(例:2019/1/28)、月日(曜)の列に月日と曜日が自動的に表示されるよう、各セルに関数が入力されています。

 

通読開始を日曜日に設定すると、土曜日が休み(予備日)に、通読開始を月曜日に設定すると、日曜日が休み(予備日)になります。

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聖書通読表・補遺

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「3年周期聖書通読表」「2年周期聖書通読表」「1年周期聖書通読表」及び「一年聖書通読表」において、日本聖書協会が発行した、「聖書 新共同訳 旧約聖書続編付き(1987) 又は「聖書 聖書協会共同訳 旧約聖書続編付き(2018) を読む場合に、これらの通読表に含まれていない文書を読むための、聖書通読表・補遺を作ってみました。

「新共同訳」における各文書の頁数は、エズラ記(ギリシャ語)が27頁、エズラ記(ラテン語)が50頁、マナセの祈りが2頁となっています。また、エステル記については、旧約の文書又は続編のうち付加部(A~F章)を除いた文書のいずれかが上記の通読表に含まれていません。その頁数を12頁とすると、合計の頁数は、12+27+50+2=91頁となります。

 

新共同訳における旧約聖書(第二正典を含む)の頁数は、1790頁となっているので(参照:一年聖書通読表)、上記の通読表において、1日に読む旧約の頁数の平均は、
      3年周期聖書通読表 : 1790頁/936日=1.91頁/日
      2年周期聖書通読表  :  1790頁/624日=2.87頁/日

      1年周期聖書通読表  :  1790頁/312日=5.74頁/日
      一年聖書通読表      :  1790頁/284日=6.30頁/日
となっています。従って91頁を読むために必要な日数は、次のようになります。
      3年周期聖書通読表 : 91頁/1.91頁=47.64日
      2年周期聖書通読表  :  91頁/2.87頁=31.70日

      1年周期聖書通読表  :  91頁/5.74頁=15.85日
      一年聖書通読表      :  91頁/6.30頁=14.44日

 

そこで、各通読表に対する日数を、3年周期聖書通読表に対しては48日、2年周期聖書通読表に対しては32日、1年周期聖書通読表及び一年聖書通読表に対しては16日とし、1日に読む文書量がほぼ同量となるよう配分しました。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じですが、excelファイルでは、上部の黒枠黄色のセルに、開始年月日を半角数字・記号で入力すると(例:2019/1/2)、月日(曜)の列に月日と曜日が自動的に表示されるよう、各セルに関数が入力されています。
各表において、7日毎にセルの背景色を淡灰色にしてあります。開始日を日曜日に設定すると、土曜日が淡灰色に、月曜日に設定すると、日曜日が淡灰色になります。

 

 

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聖書通読配分表

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「3年周期聖書通読表」「2年周期聖書通読表」「1年周期聖書通読表」「一年聖書通読表」及び「聖書通読表・補遺」において、各文書の通読の配分を一覧表にしてみました。

はじめに、各文書毎の章数、「聖書 新共同訳 旧約聖書続編付き(日本聖書協会/1987) 、「聖書 聖書協会共同訳 旧約聖書続編付き(日本聖書協会/2018) 及び「聖書 原文校訂による口語訳(フランシスコ会聖書研究所訳注/サンパウロ/B6判、2013)におけるページ数を載せました。また、聖書協会共同訳のページ数から新共同訳のページ数を引いた値を「差」の欄に記しました。

 

これ以外の欄の数値は、いずれも、それぞれの通読表における当該文書を読む日数を表しています。新約聖書については、3年周期、2年周期、1年周期いずれの場合においても1年で1回通読であり同一なので、「周期聖書通読表」の欄を設けて、ここに掲げました。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

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聖書外典偽典通読表
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「聖書外典偽典」(日本聖書学研究所編、教文館)は、第1巻から第7巻が1975~1977年に刊行され、更に別巻2冊が1979、1982年に刊行されて、全9巻となっています。
その内訳は次のようになっています。

   第1巻・第2巻         … 旧約聖書外典
   第3巻・第4巻・第5巻・別巻1 … 旧約聖書偽典
   第6巻・第7巻・別巻2     … 新約聖書外典

この、聖書外典偽典全巻を読み通すための手助けになるかと考えて、「聖書通読表(新共同訳)」を加工して、「聖書外典偽典(教文館)通読表」をつくってみました。

各書の右端はメモ欄です。読み終えた日付などを記入することができます。
各巻のページ数は、はしがきや目次を含む総ページ数です。また、灰色の欄に各書毎の概説のページ数と本文のページ数を記載しました。この数値で各書の大凡の文書量を把握することができるかと思います。

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

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ナグ・ハマディ文書通読表
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「ナグ・ハマディ文書」(岩波書店)は、Ⅰ~Ⅳの4分冊として1997年から1998年にかけて刊行されました。2010年には、これら4冊の姉妹編として、ナグ・ハマディ文書・チャコス文書 グノーシスの変容」が刊行されました。

これら全5冊を読み通すための手助けとして、「聖書外典偽典」のために作成した、「聖書外典偽典(教文館)通読表」を加工して、「ナグ・ハマディ文書(岩波書店)通読表」をつくってみました。

 

各書の右端はメモ欄です。読み終えた日付などを記入することができます。
各巻のページ数は、はしがきや目次を含む総ページ数です。また、灰色の欄に各書毎の解説のページ数と本文及び注のページ数を記載しました。この値で各書の大凡の文書量を把握することができるかと思います。

 

書名の背景色が水色の文書は「ナグ・ハマディ写本」にあるもの、淡緑色の文書は、「ベルリン写本」「チャコス写本」及び「教父文書からの抜粋」によるものです。また、背景色が灰色の文書は、総説・概説に相当するものです。

 

各書の「解説」は、巻末に纏めて置かれています。しかし、実際に読む際には、はじめに解説を読んでから本文(訳文)に取り掛かった方が分かり易いと思われるので、この通読表では、各書の冒頭に <解説> のチェック欄を置きました。

多くの文書において、パラグラフ(§)による区分がなされています。しかし、パラグラフの数がかなり多いので、福音書等一部の文書を除いて、5又は10パラグラフずつ纏めて1つのチェック欄としました。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

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