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引用個所一覧表(1)
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「聖書新共同訳」の巻末付録の中に「新約聖書における旧約聖書からの引用個所一覧表」というものが載っています。
この表、新約聖書の順序に従って記載されていますが、「新約聖書共同訳」(日本聖書協会、1978)には旧約聖書の順序と新約聖書の順序による一覧表が両方とも載っていました。

はじめに、新共同訳に載っている一覧表(新約聖書の順序)と同じものをA4サイズ、1ページにおさまるよう整理した表をつくってみました。

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

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引用個所一覧表(2)
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「新約聖書における旧約聖書からの引用個所一覧表(新約聖書の順序)」に続き、旧約聖書の順序による新共同訳版の「新約聖書における旧約聖書からの引用個所一覧表(旧約聖書の順序)」です。
新約聖書の順序によるものと同様、A4サイズ、1ページにおさまるようにつくってみました。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

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五書資料対観表
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旧約聖書の高層批評(高等批評)に関して、モーセ五書と呼ばれている旧約聖書の「創世記」、「出エジプト記」、「レビ記」、「民数記」、「申命記」を構成する4つの文書資料、J文書E文書D文書P文書についの対観表が、「聖書事典」(日本基督教団出版局、1961)の付録に掲載されています。

この対観表を文書資料ごとに色分けし、章・節を新共同訳に対応するよう修正した表をつくってみました。A4サイズ、2ページにおさめることができました。備考の記述は、「聖書を読むために」(新井智著、筑摩書房、1974)に基づくものです。

なお、聖書事典において、「五書の資料分析には種々学説があり、また新しく特殊資料を提唱する者などもあって、一定しがたいが、… 一般的な分類に従って示すこととする。…」と記されています。

また、上記4つの文書資料のほか、H文書(Holiness  Code、レビ記17-26章)、L文書S文書、JをJ1文書J2文書の2つに分ける説等の異説があるという記述があります(「旧約聖書略解」(日本基督教団出版局、1957)創世記緒言)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ヨハネ福音書」構成図
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2013年6月に発行された、『新約聖書 訳と註 5 ヨハネ福音書』(田川建三/訳著、作品社)において、ヨハネ福音書については、原著者の著作に編集者(たち)による大量の文章が挿入されていると述べられています。
また、前者を「福音書著者」、後者を「教会的編集者」と命名し、「解説」の中で教会的編集者による挿入箇所を列挙しています。
更に、註の中において、これら以外の事項を含む、より詳細な分析内容についても述べられています。

そこで、福音書著者による著作部分(Ⅱ)及び教会的編集者による挿入部分(Ⅲ)に、註の中で述べられている、福音書著者による引用部分(Ⅰ)及び後世の付加部分(Ⅳ)を加え、これら4種類の部分を色分けにして一覧できるよう表示した、「ヨハネ福音書」構成図をつくってみました。

また、ⅡとⅢの文(句)が混在している部分及びどちらであるか不明の部分についても、更に色を変えて表示してみました。

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ヤコブ書簡の註
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「ヤコブ書簡」「新約聖書 訳と註 第6巻 公同書簡/ヘブライ書」(田川建三 訳著/作品社/2015)の冒頭に収載されています。


このヤコブ書簡については、訳文が9ページであるのに対し、註は169ページにわたって記されています。訳文の割付は、48字×18行=864字/頁、註の割付は、50字×22行=1100字/頁ですから、註訳比(註の文書量の、訳の文書量に対する割合)は、


      (1100×169)/(864×9)=23.91


となっており、この値は、「新約聖書 訳と註」に収載されている全文書の中でも、ひときわ大きな値になっています。


ここでは、ヤコブ書簡の註について、各節毎の註の文書量(頁数及び行数)を一覧表にするとともに、棒グラフで表してみました。

第1章第1節には、「付論 エルサレムの権威者からディアスポラにあてた書簡というユダヤ教の伝統、という珍説」と題する6ページにわたる記述が含まれています。棒グラフでは緑色で表示しました。また、第1章第12節、第4章第2、4、7、13節及び第5章第1、13節の青色の棒グラフは複数節に渡る註に該当する部分を示しています。


なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。











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「ヨハネの黙示録」構成図

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2017年8月に発行された、『新約聖書 訳と註 7 ヨハネの黙示録』(田川建三/訳著、作品社)「解説と後書き」の冒頭で、「今日我々が知っている黙示録は、二人の書き手の文章が混在している。元来の著者の作品と、そこに大量に自分の文を書き込んだ編集者の文である。分量にしてほぼ半々。我々の訳文では、編集者による挿入部分は〈 〉で囲んである。また一段落以上まるごと編集者の文である場合は、その段落を二字下げにしてある。」と述べられています。

そこで、原著者(元来の著者の作品)(Ⅰ)と編集者(後から書き加えた部分)(Ⅱ)を色分けにして一覧できるよう表示した、「ヨハネの黙示録」構成図をつくってみました。

 

 

 

 

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新約聖書発行一覧

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「新約聖書 訳と註」(田川建三/訳著、作品社)は、全7巻(全8冊)が2007年8月から2017年8月にかけて発行されました。これら全8冊の発行の経過について、一覧表にまとめてみました。

まず、「第三巻 パウロ書簡 その一」が、2007年8月に発行されました。この巻には「本叢書全体への序文」(全11ページ)が掲載されました。また、当初は全6巻の計画になっていました。2008年7月に「第一巻 マルコ福音書/マタイ福音書」が発行され、こちらにも「序文」が掲載されました。このため、以後に増刷される第三巻からは、「序文」を除くことにしたようです。2009年7月に「第四巻 パウロ書簡 その二/擬似パウロ書簡」が発行されました。

 

2011年3月、「第二巻上 ルカ福音書」が発行されました。第​二巻を上下2巻に分けることになりました。この時点で、全6巻(全7冊)に計画変更されました。同年9月には「第二巻下 使徒行伝」が発行されました。

 

2013年6月、「第五巻 ヨハネ福音書」が発行されました。このとき、予定の第五巻、第六巻の構成を、第五巻~第七巻に変更することとされました。これによって、全7巻(全8冊)になりました。

 

2015年3月に「第六巻 公同書簡/ヘブライ書」が、2017年8月に「第七巻 ヨハネの黙示録」が発行され、完結となりました。第七巻の書名は、計画段階では「ヨハネ黙示録」となっていましたが、発行の際には「ヨハネの黙示録」に変更されました。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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聖書発行年表
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2011年8月、フランシスコ会聖書研究所訳注による「聖書(原文校訂による口語訳)」が発行されました。そこで、フランシスコ会訳聖書の聖書発行年表をつくってみました。

記載した日付は、各巻の奥付に記載されている発行の日付です。ただし、マルコの改訂版、ヨハネの改訂新版、四福音書については、奥付を確認することができなかったので、Wikipediaの「フランシスコ会訳聖書」から引用しました。

分冊版の聖書37巻のうち、旧約聖書26巻については五書歴史書教訓書預言書の4区分とし、新約聖書11巻については歴史書書簡預言書の3区分として各区分ごとに色分けして表示してみました。

なお、2012年2月には「新約聖書」のB6判とA6判が、2013年2月には旧新約合本版のリニューアルされた版(B6判)が刊行されています。

 

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ナグ・ハマディ文書収載一覧
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「ナグ・ハマディ文書」(岩波書店)は、Ⅰ~Ⅳの4分冊として1997年から1998年にかけて刊行されました。更に、2010年には、これら4冊の姉妹編と称して、ナグ・ハマディ文書・チャコス文書 グノーシスの変容」が刊行されました。これは、事実上「ナグ・ハマディ文書」(全4冊)の別巻補遺に相当するものです。

これらの全5冊に収載されている写本を一覧表として整理した、「ナグ・ハマディ文書(岩波書店)収載写本一覧」をつくってみました。

なお、この全5冊には、「ナグ・ハマディ写本」、「チャコス写本」の文書に加えて、「ベルリン写本」の文書と「教父文書からの抜粋」が含まれています。
また、「グノーシスの変容」が刊行されたことにより、ナグ・ハマディ写本については、「プラトン『国家』断片」(Ⅵ5)及び「断片」(ⅩⅡ3)を除く全ての文書が訳出されたことになります。

 

なお、下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じです。

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「キリストにならいて」比較
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「キリストにならいて」(イミタチオ・クリスティ)の日本語訳について、1950年以降に出版された書物には、次のようなものがあります(これら以外にもあるようです)。

   [1] 「キリストにならう」バルバロ訳, ドン・ボスコ社, 1953(改訂版2003)
   [2] 「キリストにならいて」池谷敏雄訳, 新教出版社, 1955(改訂版1984)
   [3] 「キリストにならいて」大澤章・呉茂一訳, 岩波文庫, 1960
   [4] 「イミタチオ・クリスティ」呉茂一・永野藤夫訳, 講談社, 1975
   [5] 「キリストにならいて」由木庚訳, 教文館, 1973

これらのうち、[1]、[2]、[3]、[5]は、現在(2014年時点で)も出版されています([4]は絶版になっているかもしれない?)。

[1]~[4]については、ラテン語流布本に基づき、原著者は、一応「トマス・ア・ケンピス」としています(原著者を特定していないものもあります)。巻及び章の配置・順序は全く同じです。
一方、[5]については、オランダ語版が原著であるとし、原著者は「ヘーラルト・ホロート」としています。巻及び章の配置・順序、内容がかなり異なっているところがあります。
両者の差異については、[5]の解説四に詳しく記されています。

これら2種類の日本語訳について、比較するための対応表をつくってみました。前者については岩波文庫版を代表として取り上げました。
なお、節の番号は、前者は段落毎に、後者は文毎に付けているため、節の数が大幅に異なっています。

下記のpdfファイルとexcelファイルの内容は同じですが、pdf版は2ページの表に、excel版は1シートの表になっています。

inyoushin.jpg
inyoukyuu.jpg
taikan.jpg
kousei.jpg
nenpyou.jpg
nhbun.jpg
imic.jpg
jacob.jpg
kousei2.jpg
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