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カトリック教会のミサ典礼のためのリーフレット「聖書と典礼」(オリエンス宗教研究所発行)に記載されている言葉です。

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(1) 復活について

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○復活の主日(2011.4.24/2699号)コラム

   わたしたちは、復活を死体の蘇生と誤解しがちです。しかし、聖書は、弟子たちとイエ

   スとの深い出会いとその喜びを報告します。それは、人と人との間に紡がれた<交わり>

   とその<暖かさ>が永遠だという意味です。

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(2) 「たとえ」の説明
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○年間第15主日A年(2011.7.10/2710号)福音朗読(マタイ13:1-23)脚注

 

   18-23だから、種を蒔く人の… このようなたとえの説明部分は、イエスのことばでは

   なく、初代教会による解釈、適用であると考えられる。

○年間第16主日A年(2011.7.17/2711号)福音朗読(マタイ13:24-43)脚注

   37-43良い種を蒔く者は… このようなたとえの説明は初代教会による解釈、適用であ

   ると考えられている。

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(3) 「第二イザヤ」と「第三イザヤ」
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○年間第15主日A年(2011.7.10/2710号)第一朗読(イザヤ55:10-11)脚注

   イザヤ書40~55章は「第二イザヤ」と呼ばれるバビロン捕囚の時代(紀元前六世紀)

   の預言者のもので、捕囚からの解放を告げるメッセージ。

○主の公現(2011.1.2/2682号)第一朗読(イザヤ60:1-6)脚注

   イザヤ書の第三の部分(56~66章)はバビロンから解放され、帰国した民に向かって預

   言したもので「第三イザヤ」と呼ばれる。

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(4) 「たとえ」の結び
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○年間第27主日A年(2011.10.2/2723号)福音朗読(マタイ21:33-43)脚注

   42家を建てる者の… 詩編118:22-23の引用。たとえの結びとして後から加えられたと

   も考えられる。

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(5) 結びのことば
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○復活節第2主日B年(2012.4.15/2753号)福音朗読(ヨハネ20:19-31)脚注

   30-31このほかにも… 本来のヨハネ福音書の結びのことばと考えられる(21章は後で

   書き加えられた)。

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(6) 父と子と聖霊の…
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○三位一体の主日B年(2012.6.3/2760号)福音朗読(マタイ28:16-20)脚注

   19父と子と聖霊の名によって… マタイの教会で使われていた洗礼式文からとられた

   表現と考えられる。

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(7) 主の僕の歌
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○洗礼者聖ヨハネの誕生(2012.6.24/2763号)第一朗読(イザヤ49:1-6)脚注

   いわゆる「主の僕の歌」の第二の歌。第二イザヤ自身の預言者としての召命と使命

   を語っているようである。

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(8) 主の僕の歌(2)
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○年間第24主日B年(2012.9.16/2776号)第一朗読(イザヤ50:5-9a)脚注

   いわゆる「主の僕の歌」の第三の歌。苦難の中で神の助けに信頼する僕(わたし)は

   言者個人であると同時に、捕囚の苦しみの中にあるイスラエルの民、さらにイエスの

   受難の姿を思わせる。

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(9) ゼカリヤ書
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○年間第12主日C年(2013.6.23/2820号)第一朗読(ゼカリヤ12:10-11,13:1)脚注

   ゼカリヤ書9~14章は、本来のゼカリヤ書(1~8章)とは別の預言者のものと考えられ

   る。

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